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まさか。。。まさか。。。そしてまさかの展開!!!最終日 全米女子オープン

最終日。どこから書いたらいいのか。。。 落ち着いて考えてみてもあのトロフィーを持った笹生優花選手と周りで賑やかなメディアや観客達の声援しかはっきり思い出せないほど衝撃的な1日だったのだ。   この日最初にスタートを切った日本人の上原彩子選手。落ち着いてラウンドを重ねていった。 追い上げてきた畑岡奈紗選手のスタートは最終組前、そして笹生優花選手のスタートは最終組。この二つのグループの中の選手達誰もが優勝の可能性を秘めていることは確か。緊張感を持って練習場へ行きみんなの練習風景を撮影していく。 3日目よりも少しリラックスしている感じの畑岡奈紗選手。 いつもと同じ一番右端のところでアップをしている笹生優花選手。 その間でレクシートンプソンやメーガガネ選手達もいる。 この時笹生選手は何を考えていたのだろう。一球一球丁寧にショットを重ねていく。実はこの翌日移動したロサンゼルスまで追いかけてインタビューした時に分かったことだが、この練習場で初めて優勝を意識したという。それほど手応えがあったのだろう。 スタート時間が迫る中場所を取るために先に1番ホールへ。 カメラの設定を確認しファインダーを覗いてフレーミングを確かめる。 少し落ち着いたところで一服。 畑岡選手が入ってきたと同時に観客から拍手が沸き起こる。 いよいよだ! 畑岡選手スタート!気合十分、それでいてリラックスしている感じでティショットを放つ! スタートを見送った後笹生選手が入ってくる。レクシートンプソン選手は地元アメリカだけあって物凄い歓声と拍手で迎えられる。 笹生選手もこの日はしっかりとフェアウェイをキープするティショットを放つ! 誰もがこの時優勝するんではないか、いや優勝してほしいとチーム笹生そして私は願った。 1番ホールは難なくパーで終えて2番ホール。 レクシートンプソンの後に笹生優花のティショット ファインダー越しにアップにして表情を捉えようとフレームし、息を潜めてショットを撮る。 このティショットが今大会初めて大きく右へ流れて観客のいるところへ飛んでしまう。。。何故? ファインダー越しにも明らかに本人も困惑顔が見てとれる。。。何故だか解らない。観客もざわめく。。。 何が何だか解らない状況の中ボールのところへ。 この時笹生選手のことだから深いラフからでもグリーンを狙ってくると思ってポジションを取りカメラを構えて待ってみると、安全策を取るためにフェアウェイの方向へ打つと宣言し私を含め観客達を大きく左へ移るように指示された?! まじか。。。 笹生選手が構えるまで物凄い時間の流れを感じた。。。どうなるのか?どうするのか? その時メーガガネ選手が『Yuka,先に打つよ!』とガネ選手が少しでも考える、または時間を与えるために言ったのか。でもその言い方がとても優しく聞こえたのだ。 笹生選手がショットに入ろうと構えた時のこと、私の少し右隣にいた観客の携帯が鳴り響く。。。(おーーーい!こら!!!)と思ったのと同時に笹生選手が珍しく苛立ちを見せてその携帯が鳴った方向を睨みつけたのだ。この時ものすごく本人も困惑しているのだろうと感じ取った。 2打目。フェアウェイに飛ばすつもりが全然飛ばずにすぐ近くのラフにまた落ちる。 2番ホール上がってみたらダブルボギー。。。いきなりスコアをトップから1打差の3打差に落としてしまう。。。 3番ホールのティショットは今度は大きく左へ。。。 一体どうしてしまったのか。笹生選手本来のスイングができていないのか、それとも。。。この時僕は『ドライバーのヘッドが壊れたのか?!』『いやでも音は変わらない』『シャフトか?』 2番ホールのティショットだけど後日インタビューした時に分かったのは、何故か打つ瞬間一瞬ボールがティから落ちたように見えたらしい。。。そこでショットを止めようと一瞬考えたが、でも落ちてないことに気づいてそのまま打ってしまったとのこと。 詳しくはこちらの記事を読んでね! 2番ホール、3番ホール連続ダブルボギー。。。一気に優勝前線から離脱してしまう。。。もはやこれまでか。。。と誰もが思った。チーム笹生のヒロさんも『もうダメかな。。。』と移動するときに横で呟いたが私は『まだまだ始まったばかり!最初のホールで良かったよ。これからっすよ!絶対追い上げるから!信じよう』って言った自分がいた。慰めでもなく自身もなく、そんな言葉が出た自分にも驚く。信じることしか我々にはできなから。応援することしかできないから。まだ若い。今回ダメでも十分大会を沸かせたしこれから何か掴めるかもしれないとも考えた。 でもこの3番ホールまでのゴルフは絶望的なのは確かだった。。。 携帯にジャーナリストの今岡さんからメッセージが届く。『畑岡選手を追って!』と。。。今この場を離れなければならなくなった。この追い上げ劇を撮りたかったが。。。 すぐに前のグループにいる畑岡選手を追いかける! 携帯で見れる大会のスコアをみるとなんと畑岡選手と笹生選手が並んだ。 スコアを伸ばして上がってきているのだ! トップをいくレクシートンプソンは昨日からの調子のまま前半をラウンドしていく。まだまだ差があるからこのままレクシーがトップを独走して勝つか、周りが追い上げて捕まえるか。。。大方の予想はレクシーの調子は続かない。後半必ず落ちてくる。周りが必ず追い上げてトップに追いつくというシナリオを考えていた。 その追い上げてくるのは畑岡選手が有力候補の1人。このときメーガンカン選手やフェン・シャンシャンたちも追い上げて2位、3位の順位がホールごとに変わっていく。 後半に入りやはりレクシー選手が落ちてきた。そこへ畑岡選手が頭一つ抜け出し単独の2位に。着実に追い上げてきている!ショットも安定しそして難しいパットを連続でバーティ決めて追い上げてきている。 最終ホール大歓声が沸き起こる!明らかに畑岡選手の追い上げを皆称えてくれているのだ。 このとき私は笹生選手が追い上げてきていることは知らなかった。 ずっと途中から畑岡選手とレクシー選手、そして周りのメーガン選手やシャンシャン選手達を撮っていたけど。。。 畑岡選手が最終的に−4で上がってきたときトップはレクシートンプソンと笹生選手の3人だったのだ。 優勝に望みを繋いだ畑岡選手。もうこの時優勝は決ま流だろうと周りのカメラマン達とパットを決めた時の表情を撮ろうと位置を争う。 私は。。。ご覧の通り背中になってしまった。。。けれども観客に手を振る後ろ姿に切り替えた。 振り返ると後ろにはすぐに笹生選手、レクシー選手、メーガ選手が控えていた。 笹生選手の表情をカメラ越しに覗くとあの力強い目が戻っている!!!  それでもまだこの時トップタイに返り咲いていることは知らなかった。 笹生選手はグリーン奥にボールを位置し、レクシーはホールの手前のバンカーへ入れてしまう。 ここでもまた新たにポジションを争うカメラマン達がグリーンの周りを走る! 畑岡選手の時と真逆のところへ レクシー選手がパーパットを外した時点で周りがざわつく。。。 笹生選手のバーディパットが外れてパー。   結果。。。みんなお互いの顔を見合わせどうする? どうなる?   プレーオフだ!!!!   ダッシュで18番ホールから9番ホールへ! すぐにポジションを取りカメラを構えて少し時間があく。この時周りのカメラマン達に今後の展開と状況を確認する。 日本人同士のプレーオフ!しかも全米女子オープンというメジャー大会!いずれにしても初の日本人選手全米女子初優勝のタイトルがつく!!! 頭の中でこれから起こりうる状況をものすごい速さで考えシュミレーションし備えるが。。。。   が。。。。   カメラがおかしい。。。ちゃんと動かない。。。何故?!   1台はピントが合わない。 もう1台はシャッターが切れない。。。 しかも2台ともこれまで散々日本へデーターを送っていた機能が突然2台ともできなくなってしまう。。。 どうする。。。 どうする。。。 どうする。。。   まだ2人は来ない。   ピントが合わないカメラのスイッチを切る。 シャッターが切れないカメラはマニュアルモードから絞り優先モードに切り替える。すると絞り優先でシャッターが切れることができた!!!(よし!) ピントが合わないカメラをひとまず忘れることにする。(使わない) そこへ2人が登場。 間に合った。冷静になって気持ちを落ち着かせてシャッターがちゃんと切れることを祈る。 ティショット。畑岡選手、笹生選手。 撮れた!!! 移動しながらもう一度シュミレーションしてみる。いろんな事態を考える。 今回のプレーオフはサドンデスではなく9番ホールと18番ホールを周りそのスコアで勝敗が決まる。 選手達は大変だろうが自分的にはカメラの調子がおかしいのでこの措置はとても気持ち的に楽になった。 2打目へ移動しながらカメラの修理をどうするか、この1台でどうやって撮るか。レンズはどうするか。自分も多分笹生選手が混乱していた2番、3番ホールのようにどうなってしまったのか考えを巡らせていた。 9番ホール、18番ホール同じスコア。2人とも諦めない! 戦っている!確実に自分との、コースとの、そして相手との戦い。 自分が戦っているわけではないのだが2人に祈る気持ちで 『勝ちたい!』と思っている気持ちが強い方が絶対勝つ!と念じた。 再び9番ホールへ。ここからはサドンデス。 2人ともパー4のコース2打目をグリーンに乗せる。カップに近いのは笹生選手。 いずれもバーディーを取るには難しい距離だ。 畑岡選手のバーディパット。ラインを睨み、ボールを置く直前にボールにキスをした。初めてみる光景だった。すかさずシャッターを切る。 ボールはわずかだがショートしてしまう。届かなかったのだ。 笹生選手。いつも通りにラインを読み。意を決したようにしっかりとボールを打った! この時思わず使わないと決めていたカメラを使っていた。 2台のカメラのレンズは望遠と少し広目のレンズを付けていたのだが、この時忘れて使って撮れていた!??? あの動かなかった現象は??? 撮れているのだ。 撮れていたのだ。

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晴れ渡ったサンフランシスコ! 全米女子オープン 3日目 本戦始まる!

全米女子オープン3日目!ムービングデーと言われる魔の3日目。 ここでスコアをドッと落としてしまう選手もいれば、思いっきり伸ばしてくると言うのもこの3日目なのだ。 予選日とはうって変わって晴れ渡ったサンフランシスコの空! 街並みの向こうに見えてるゴールデンゲートブリッジの頭。 気温も少し上がってきた。予選を通過した日本人選手(笹生優花、畑岡奈紗、上原彩子)達を追いかけることに。そしてこの優勝争いに絡みそうな選手たちも先日もらったリストを元に追いかけてみることに。 肉体的には少し楽になったものの速報ということもあって画像を随時撮影した後に送る作業もあることから緊張感を持って、そして少しでも日本人選手たちがトップに絡むことを祈りながら追いかける。 晴れたことで霧がかかった時とは違う表情を見せる今回の会場オリンピッククラブ。 暖かくなったことでギャラリー達の服装も軽く、人数も増えてきた。 晴れ渡ったサンフランシスコの街 スタートは上原彩子選手が先。スタートから3ホールまで追いかけることに。 3ホール目のティーショットからはこのようにゴールデンゲートブリッジを背景に撮ることができた。撮影するバリエーションが霧で曇っている時とは全然違う。自然とテンションも上がりいろんな角度から試すことに。 3日目は2サムと言って2人ずつでスタート。明らかに予選の時(3人ずつ)のスピードと違う。早いのだ。 3ホール追いかけた後で次のスタートは畑岡奈紗選手を追いかけることに。 練習場でアップしているはずだから行ってみる。すると驚いたことに予選落ちした他の日本人選手達がここで練習していたのだ。 本戦に出られないからもちろん悔しい思いをしていると思うと気軽に声をかけることも憚られた。みんなひたすらにボールを打っている。。。 それぞれのチームメンバーには挨拶をするもののそれ以上なんと言っていいのか。。。でも必ずここにいる何人かは必ずまた近い将来上がってくることも知っている。その時が必ずくることを祈る。 畑岡選手を見つけそっと撮影する。物凄い集中力。 他の日本の選手達も黙々とボールを打っている。これまで練習場でも明るく話したりしている光景をよくみたのだがこの日ばかりはそれも見れなかった。。。 本戦に出られることって本当に凄いことなんだとつくづく思った。 すると奥の方がざわつく。 予選トップで通過した笹生優花選手が練習場に来た! 周りの選手や日本人選手達とも言葉を交わさず真っ直ぐに一番奥の練習スポットへ。カメラを構えていると私には挨拶をしてくれた。 これから始まる本戦の戦いはこの練習場からすでに始まっている緊張感を感じた。 アップを撮影してそれからバックからニューグローブを出し、手にはめる。 これだけでも自分的にはとても痺れる瞬間なのだ! 数打打ち終えた後すぐに練習場を去り、畑岡選手のスタートへ! いよいよ本番が始まったのだ。 しばらく追いかけてから笹生選手を追いかける。 今回の一緒になるラウンドする相手はジョウンリー6選手。2019年の覇者だ! このジョウンリーとは何人も同じ名前の選手が居るので韓国でプロとして登録する際に1から順番に番号がつけられてそれをそのまま気に入って使っているみたい。 スタートから2人は魅せる、攻めるゴルフをしてくれた。 決して守りに入ることなく果敢に攻めている様子が前半うかがえて観客も大いに湧いたほど!まるで決勝戦を戦っているかの手に汗握る展開を見せてくれたのだ。 ハワイでのロッテと今大会で初めてバーディー決めてガッツポーズをする笹生選手をみた!普段あまり感情を表さない彼女がこの時確かに小さくガッツポーズを決めたのだ!   結果終わってみると笹生選手はスコアを伸ばすことができずにイーブンで終えると(トータル6アンダー)、リー6選手はふたつスコアを落として3位に。 アメリカの人気プレーヤーであるレクシートンプソンがこの日ボギー無しで周りトップに! 1打差で追いかける笹生選手と同組で最終日を回ることに。そしてジュニア時代から一緒にプレーしている今大会の嵐的存在のメーガガネ選手と3人で最終日最終組を回ることに!笹生選手は実は3年前ジュニア時代にレクシートンプソン選手に憧れてサインをもらっている。その憧れの選手とこうして最終日を最終組で回れることにどんなドラマが待っているのか楽しみに! 畑岡選手もこの日スコアを伸ばせすイーブンで周りトップと6打差の6位につける。まだまだ解らない展開に明日を楽しみにそして祈る気持ちでこの3日目を終えた。 最終日がこんなにもドラマチックでそして凄い展開になるなんてこの日誰も想像していなかった。 この日も気がつけば夜の10時までメディアセンターにいた。いつものメンバー2人で。。。 いよいよ明日は最終日。

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笹生父が僕に言った一言! 全米女子オープン 予選2日目

昨日の疲れが嘘かのように短時間でもぐっすり眠れたようで予選二日目の朝は爽快に目覚めたのだ。 書き忘れたが予選初日の終わりにはカメラマンで雑誌『Number』の記事と撮影をしている南しずかさんから今大会から出場している選手たちの中で注目されている選手のリストを頂きました。普通こんなことをするカメラマンってまず絶対と言っていいほどF1世界にはいません。(出会ってないのか。。。汗)またプロカメラマンの中でもとても珍しい!!! とりあえず私としては11人の日本人選手を追いかけるのに必死なわけで。。。 それでもこのリストは今後の撮影や大会にとても為になるメモになったわけです。本当に感謝です。 話を戻すとしよう。。。 予選2日目。初日よりも肌寒く、そして霧が立ち込める中スタートされた。 初日のスケジュールをひっくり返した時間割になるので午前中の注目は畑岡奈紗選手と渋野日向子選手。 初日を終えた時点で 『1差3アンダー3位にメジャー1勝含むツアー通算10勝のブルック・ヘンダーソン(カナダ)、メーガン・カン、エンジェル・イン。2差2アンダー6位に笹生優花、レキシー・トンプソン、フォン・シャンシャン。世界ランキング1位のコ・ジンヨンが1アンダー9位で続いた。 畑岡奈紗は1オーバー26位、渋野日向子と川満陽香理が2オーバーの41位で初日を終えた。 勝みなみと上原彩子は5オーバー84位、「オーガスタ女子アマ」を制したアマチュア梶谷翼(兵庫・滝川第二高)は6オーバー110位と出遅れた。』(記事引用GDO) つまりまだこの時点では4名の選手がまだ予選通過の可能性を秘めていて、そして勝みなみ選手と上原彩子選手も可能性はある。 とにかく祈るような気持ちで選手たちを追いかける。 ラフでのショットに苦しむ選手たち、グリーンの厄介な変化になかなか対応できない選手たち。これほどまでに苦悩している選手が多く見られるのはやはりメジャー大会だからなのか。この厄介なコースなのか。 以前男子ゴルフPGAツアーで開催された時の優勝者はイーブンパーだったことからも男子にとっても厄介なコースと言えるだろう。 そんな中ラフをものともしない選手が何人か居たのだが笹生優花選手もその1人! ラフからのショットが正確で尚且つ深いラフでも負けない足腰、手首など決して筋肉質(マッチョ)なイメージが全くない彼女はどんなトレーニングを積んできたのだろうか?! 決まるたびにギャラリーから拍手が沸き起こる! 一方渋野日向子選手のパターが全然入らない。。。 後半に入って畑岡奈紗選手が次々に難しいラインを読み決めていくパットを横目に渋野選手のパターが入らない。。。ショットは物凄くいいのに。。。 −1で終えた畑岡奈紗選手に対して渋野日向子選手は+7 予選のカットラインは+5前後と言われている中で畑岡選手は大丈夫だが、渋野選手は厳しくなってきた。。。昨年末最終日までトップを争っていたその姿は今大会では見れなかった。。。 午前組が終わり奇跡か。。。スケジュールに少しだけ『空き』があった! ここぞとばかりにメディアルームへ戻り、カメラのバッテリーを取り替え、遅れる画像を日本へ送信し食堂へ!そうです食堂へ!いけたのです!!! が。。。昼の時間また終わってしまっており。。ランチ全て撤収された後でした。でも飲み物をゲットし、軽食お菓子をつかんでふたたびコースへ! するとチーム笹生組と遭遇。しばらくついて撮影することに。ハワイのロッテチャンピオンシップで話すようになり今大会でも同じメンバーに出会えたことは嬉しかった。笹生選手の調子をチームの皆さんから確認しながらついていく。 この時笹生選手のお父様と話をしたときにとても印象的な言葉を聞いた!   『今年はこの全米女子オープン優勝かけて調整してきた!』   スコアを見ると順調に伸ばしてきている。初日−2でつけていい位置にいるだけに今後のスコアの伸びでどこまでいけるか楽しみでもあった。でも優勝って。。。 笹生優花選手の言葉に 『周りの期待とか優勝とかを目指すよりも、いかに自分の納得できるゴルフができるかを目指している。』 とロッテチャンピオンシップで優勝争いをしていた最終日直前に聞いたのだ。だから今年は勉強の年なのかなとも捉えていたし、お父さんの思いも知っているけれども本人が後悔しない納得いくゴルフがしたいんだとも思っていた。 他の選手を追いかけながらそんなことを思い返していた。 残りの選手たちを撮影しながらまたスケジュール片手にコース図と睨めっこ。とにかく行けるところまで行こう!もう体がどうなっても構わない。行くしかないです! 笹生チームと最後18ホールに来ると、ギャラリーからの拍手と歓声が! この日予選をトップで通過したのは他でもない笹生優花選手だったのだ! 2日目は−4とスコアを伸ばしトータル−6!!! ホールアウトすると世界中のメディアたちからの取材の嵐! この様子を残さなければと必死に撮影するものの、日本へもすぐにこの事実を伝えなければならず。。。アタフタ。。。 そうまだ予選を終えたことなのに、この事実にみな浮き足立ってあたかも優勝でもしたかの騒ぎ! 笹生父が一言『予選通過してよかった』 チーム全員から突っ込まれて爆笑が沸き起こる。 取材が終わるとファンたちに囲まれてサイン責め! 子供も寄ってきてはサインをねだる!笹生選手は子供達へのサインをとても丁寧に真摯に向き合って応える。実に素晴らしく微笑ましいのだ。 予選を通過しただけではない。史上初の最年少、日本人初、フィリピン人初のとたくさんの史上初がついてくる優勝も夢では無くなってきたのだ! 予選のカットは+6。 この時渋野選手の予選落ちは確定した。。。 通過した選手は笹生優花選手、畑岡奈紗選手、そしてスコアを伸ばしてきたアメリカツアー9年目の上原彩子選手の3人だけになってしまった。 メディアルームで画像を処理、そして送信の繰り返し。初日よりも少しマシでとにかく笹生選手の予選トップはニュースだった!!!それまでの疲れも全て吹っ飛んだのだ!!! 興奮もあって作業していることに夢中になって気がつけば。。。夜の10時。。。周りを見渡すと昨日と同じジャーナリストの今岡さんと2人だけに。。。 帰りの車の中で今岡さんに笹生お父さんが言ったことを伝えてみた。 しばらく沈黙した後、一言『どうやったらこの全米女子に標準合わせて狙えるのかな』と。。。 本気でしか聴こえなかった笹生父の発言をことの時まだ信じることができないでいたのは確か。多分言った本人ですらも。。。何が起きるかわからないのがゴルフ。世界中の猛者が集まってくるこの大会はどの選手も気合十分で向かってくる。世界を席巻している韓国の選手たちも控えてる。 いよいよ明日からの本戦。どんな戦いになるのか期待を胸に予選二日目を終えたのだ。 それから予選落ちをした残りの8人の選手たちのことも想像してみた。 悔しい思い、現実を思い知らされたもの、課題を見つけこれから先に新たな栄冠に向けて何か掴んだもの。みんなそれぞれの思いを胸に秘めてサンフランシスコの夜はまた霧に包まれていったのです。

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まさか。。。こんなに大変とは。。。全米女子オープン

予選初日 前日今回ご一緒させていただくゴルフダイジェストオンラインジャーナリストの今岡さんに「明日から大変ですよ!」と爽やかな笑顔で何度も言われ。。。どんなに大変なのかを知る由もなかった。。。 早朝から午後最終組まで11人の日本人選手がそれぞれにスタートし予選を戦うわけだが。総勢156名の中で60名くらいまでに絞られる厳しい戦いの初日。 この予選を通らなければ賞金は出ないわけで。。。プロとしてどうしても通らなければならない2日間になるわけです。カメラマンとしてはこの舞台に立てるだけでも凄いことなのに表舞台を戦うゴルファーはもっと厳しいのだ。 初夏のサンフランシスコはこの通り。気温は13度。風もありまさに真冬のような気温と霧に包まれて寒い!!!まずはこの気候と難しいコースとの戦いになるであろう予選初日。コースはフェアウェイが狭い上に傾斜があり真ん中に落とすと転がってボールが埋まって見えなくなるほどの深いラフに入ってしまう。 この濃い霧の中なので若干スタートが遅れると見込んだものの、予定通りにスタートすることに。こちらの女性がスタート時に必ず各選手を読み上げる恒例の景色。観客ありの大会になったため読み上げるたびにお客様からの拍手と応援がコースに響く。 コース上ではマスクをしているものとそうでない観客が半々。コロナワクチンの摂取率が高いことを物語っている。お客様たちも防寒ばっちりで観戦している。 子供たちもスター選手を目の当たりにして応援している姿をよく見かけた。 この中から将来この舞台で戦う選手も生まれることであろう。 霧の中着々とプレーは進行していく。 この日の注目は畑岡奈紗選手と昨年最終日までトップを争った渋野日向子選手の組み合わせ。日本人トップ選手が同組で回ることは撮影する私にとって願ってもないチャンス。ただこの組みは午後スタートなので午前半分以上の日本人選手が回る午前にどれだけ撮影できるか。。。 これまでにない初めての経験なのでとりあえずスタートを抑えようとポジションどりするが、少し経ってからこれではバリエーションが全くないと。。。ふつふつともっと撮りたい意欲が湧いてその場を動く。 スケジュール表とコース図を睨みながら一番回りやすいところを考えてコース中を歩き回る。一通り撮れたと実感した時にはもう午後組がスタートする時間に。。。完全にお昼を食べる時間を外してしまったのです。 もつか、もたないか。。。考えるまもなく、とにかく行くしかないです。 畑岡奈紗、渋野日向子組のスタート地点まで戻りここからじっくり追いかけて撮影することにするのだが。。。如何せん午前中にほとんど力を使い果たしてしまいついていくのがやっと。周りのカメラマンやジャーナリストたちにも「大丈夫?」と気を使わせてしまうほど。。。 明らかに自分の読みのミス、体力不足、経験の浅さが露呈してしまう。 ただただひたすらに考えられること、思いつくこと、気づいたことをシャッター切りながら選手の1打1打を撮影する。 時折選手たちの可愛いアイテムを見つけ、癒されながらとにかく必死に食らいつく。足はもうとっくに棒のようになってしまい、顔もとにかく余裕がない。深いラフをホールからホールへ移動しながらとにかく選手たちの表情を追いかけた。撮りまくった。 観客も世界各国からの応援もあって、このようにバナーを作っているファンも!こちらは韓国の選手インジーチャン選手の応援。この時笹生優花選手と同じ組! 午後組スタートから少しするとキリが晴れて青空も見えるように。と同時に気温も20度近くまで上がる。 徐々に上着を脱ぎ、うっすら汗をかきながら、選手たちを追いかける。 このように晴れて青空が、木々の影が気持ちを高揚させてくれた。午後ここからもう少し頑張れる!そんな気にもなれた。 厳しい戦いを目の当たりにしながらこの日はオンラインで見れる選手たちのスコアをみる余裕も無く、ただただ追いかけた。 終盤になるとこのように西陽も強くなり柔らかい光が選手やコースを明るく照らしてくれた。 18番ホールに向かえば観客たちが上がってきた選手たちを拍手で迎える。 観客席は設けられなかったため、皆それぞれに芝生に座っているものもいれば立ち見をしている観客も。 上がってみればスコアボードに選手たちの名前やスコアがランダムに掲載されていた。この時なぜかトップではない笹生選手の名前がトップに位置されていた。 これがこの時最終日、本当にこの選手たちがトップを争うことを予想したかのような名前。トップに笹生選手、2番目にレキシートンプソン選手の名前が。最終日この2人が回ることになるとはこの時誰も予想はしていなかった。 この日は彗星の如く現れた17歳高校生ゴルファーのメーガガネ選手が初日から今大会を賑わせることに!   予選初日。。。 身体中が壊れそうに痛い。。。 足も、腰も、背中も、腕も全部痛い。。。 上がってきた選手たちのインタビューを一通り撮影して足速にメディア用の食堂へ この日全然飲んでいなかった水を飲み、そして頭の回転をよくするためにとにかく胃に何か入れなければと。 しっかり食べてメディアルームへ戻り画像を一気に日本の編集部へ送る作業を開始するが、満腹になった上に部屋の暖房が気持ち良すぎて半分寝てる状況で作業を。。。 画像枚数を見るとこの日だけでも4000枚をゆうに超える撮影枚数。。。驚!!! コンピューターに入れるだけでも時間がかかってしまい、まだかまだかと催促される。。。焦る、眠い、身体中が痛い中、とにかく写真を選定して日本へ送る。 速報が命の今回の撮影で時間がかかってしまったことはかなりのマイナス。。。 明日からなんとかしなければと対策を考慮してカメラの設定の変更、カメラからすぐに画像を送信できるように設定を全て直して備えることに。 メディアセンターを出れたのは夜の10時。周りを見渡すと私とジャーナリストの今岡さんしかいない。 2人で片付けし、遠く離れた車まで再び風と霧に包まれた寒いパーキングをひたすら歩く。 ホテルに戻り最後の力を振り絞ってもう一度画像の選定から送信作業をし、翌日の準備を整えて気がつけばもう夜中の1時半。 明日も朝4時半おき。 少しでも寝ようと床に就いたのは2時を回っていたのだ。。。 明日もこのペースが午前と午後逆になるパターンが始まる。 やるしかない。   ゴルフダイジェスト増田高寛フォトギャラリーはこちら

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練習日。。。この時まではまだ良かった。。。

サンフランシスコについてまだワクワクしている二日目。 明日からとんでも無い事態になることも解らない、想像もつかないほどの事態になることも。。。汗 練習日初日は渋野日向子選手に帯同して撮影をしていたことから、翌二日目は畑岡奈紗選手と笹生優花選手について練習ラウンドの撮影に行くことになりました!!!今考えるとまさにこの2人が最終日をこれほど沸かすことになるなんて当日は思っても見なかったのですが。。。 終始リラックスして回る笹生優花選手。ジュニア時代から一緒に回ったことのあるハワイ出身の選手と回ることになっていたからだ。 3年ぶりに会う2人は懐かしむように笑顔と笑いの絶えない練習ラウンドになった。ショットに入れば真剣な顔と眼差しはそのままに、感触を確かめるように打ち込むが、移動になったり次のグループが行くのを待っている間は本当に楽しそうにしていたのがとても印象的でした。 一方畑岡奈紗選手は真剣そのもの。グリーンからフェアウェイ、ラフの感触などなど事細かにコースを知り尽くそうとしていた。 挨拶はしたもののそのあとはあまりにも真剣な様子なため、こちらもその様子をただただシャッター押して回った。 この日はこれで終わるが。。。 翌日から本線をかけた真剣勝負となる予選会。156名の選手から60名しか出ることのできない鎬をけずる戦い。 二日目の当時の写真はこちら

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